- 2009年12月12日
- エッセイ
ヒトガタ芝居で、いくつもの大事なことがありますが、その一つに表情の在り方があります。
胴串(どぐし)に喉木がつき顔(面)がのります。それを引栓(チョイ)というもので動かします。一般に言われる、うなずきです。
私は、ヒトガタにあまりカラクリはつけず自身の身体との動作を絡め表現しますが表情は、カラクリではなくヒトガタの要であるので、毎回毎回、神経質になります。
うなずきをつないでるのが糸ですから、稀に切れてしまう事があります。これが舞台中でおこると顔は、うつむいたままでまさに、うなずきとなり洒落にならなくなります。
本来の文楽ですと三人で操り、まわりにお付きの人がいますので、その場をしのげますが、ルネのヒトガタは、オリジナルでつくられているがゆえに板には一人でたって表現をしてますから一大事となるのです。
舞台は、生き物ですから何かしらありますが、ここの部分は、そのくらい大切なので神経質になるのでしょう。もちろんですが勘違いされてはいけないので記しておきますが他の部分も全部大切です。
明日は、衣装のあわせです。
微妙なことが大きいのです。
- Newer: ヒトガタ芝居前日
- Older: LUNE ヒトガタ芝居「抱擁」